注文住宅の設計料について

・注文住宅は設計料が掛かるの?
今話題の注文住宅は、ハウスメーカーで設計料を払って設計図を書いてもらうことができます。自宅を新築する場合、住宅の工事をする前に設計をしないといけません。この設計料は、実際に工事を依頼して契約書を交わした時にかかってくる費用ですので、契約前に参考となる間取り図を書いてもらったからといって、お金がかかるものではありません。それとは違って施工図は、工事をする人が使う図面です。この図面についての設計料も、最終的に支払う費用に含まれています。

・見積りは最終支払額ではない!?
ハウスメーカーが窓口相談の時に出してくれる見積もりは、最終支払い金額ではありません。
あくまで希望する住宅の想定予算を記したものです。契約前の見積もりと完成後の実際の金額に差が出てしまうことがよくあります。これは、契約前の見積もりには水道引き込み工事費や住宅ローン諸費用、登記費用などが含まれていなかったり、家を建てている最中にオプションを追加したりするのが差が出る理由になります。そのため、契約前の見積もりの時点では予算ぎりぎりにせず、ある程度の余裕は持つようにしましょう。
ですので契約書に書かれる最終契約金額は、見積り金額より高くなることがあります。

・注文住宅は省エネ住宅?
最近では、高断熱、高気密の住宅が標準仕様になっていますので、ハウスメーカーが提案する注文住宅のプランは、大体が省エネ住宅の性能を備えていると考えておくといいです。一戸建ての新築住宅では、「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」や「スマートハウス」が注目を集めています。前者は太陽光発電などで創出したエネルギー量と住宅内で消費するエネルギー量が年間でおおむねゼロまたはプラスになる住宅、後者はエネルギーをコントロールするシステムを活用して見える化や自動制御をする住宅です。他にも省エネ住宅と呼ばれる基準も多数あります。
ただ、品質はメーカーごとに変わってきますので、よく選んでから申し込む事が肝心です。